名古屋市のごみがへった理由とは!? |
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![]() ![]() ![]() あなたは名古屋(なごや)市を知っていますか? 三重県ではなく、おとなりの愛知県の中にある、大きなまちです。ときどきテレビなどでも登場する有名なまちですね。 その名古屋市には、約210万人をこえる人たちが住んでいて、その人たちが出す毎日のごみの量は、平成10年まではどんどんふえつづけていて、そのしょぶんに大変でした。 が、その後は一変してごみの量がへってきました。なぜなのか? ![]() そう。知っている人も多いかもしれません。 名古屋市は“ごみ非常事態(ひじょうじたい)せんげん”をし、その後市民とともにごみをへらすように努力してきたのです。 日本の各地でごみをへらそうとしている中で、実際に大きな成果を出した名古屋市のごみのへったわけを見てみましょう。 ![]() ![]() ![]() ![]() 名古屋市が次のごみのうめたて地として名古屋港の区域(くいき)内(藤前干潟(ふじまえひがた)の中)で予定していた計画をちゅうしすることとしました。この時、市で使っていたうめたて地(愛岐処分場)は、平成13年には満杯になるとよそうされており、その代わりのうめたて地がまだ用意できていなかったのです。 | |
![]() うめたて計画をちゅうししたところ(藤前干潟(ふじまえひがた)の中にあった。) | |
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藤前干潟は、シギ、チドリ類の野鳥がやってくる湿地として、国内でも有数の自然環境です。 | |
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ごみのしょぶんができなくなるというピンチから、名古屋市の松原市長は「2年間で20%、20万トンのごみをへらす」ことを目標にした「ごみ非常事態せんげん」を発表しました。 ![]()
その後、あきびんやあきカンの資源収集(しげんしゅうしゅう)の全市拡大(ぜんしかくだい)や、お店や会社のじむしょなどから出されるごみの有料化(ゆうりょうか)など、いろいろなとりくみをすすめ、さらに平成12年8月7日からはプラスチックやかみでできた容器・包装(ようき・ほうそう)をしげんとしてわける、あたらしいしげん収集(しゅうしゅう)がスタートしたのです。 | |
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平成12年度のごみの量は、ぜんぶで79万トン。平成10年度にくらべて23%へらすことができました。11年の2月にかかげた「20%のごみをへらす」という目標はたっせいされたのです。 |
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ごみ量・しげん回収量の年度別推移 |
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一人一日あたりのごみ量推移グラフ |
もっとよく名古屋市のごみ事情を知りたい人はこちらへ
●「ごみのページ」(名古屋市のホームページ) |
![]() (『名古屋市第3次一般廃棄物処理基本計画(素案)』の発表にあたって”より一部抜粋)
![]() (『名古屋市第3次一般廃棄物処理基本計画(素案)』市民アンケートの結果概要より一部抜粋) 新ルールの評価
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