●車の排気ガス

車の排気ガスは大気汚染(たいきおせん)の原因ですか?
  車の排出ガスにより大気が汚染されています。 大気汚染の原因物質である窒素酸化物(ちっそさんかぶつ)浮遊粒子状物質(ふゆうりゅうしじょうぶっしつ)は、それぞれ27%、55%が自動車から排出されています。

■窒素酸化物の排出割合(三重県調査)■浮遊粒子状物質の排出割合(三重県調査)

窒素酸化物(ちっそさんかぶつ)ってなんですか?
  窒素と酸素が結びついた物質で、 光化学スモッグとよばれる大気の汚れをひきおこす原因になります。光化学スモッグができると、目やのどが痛くなったり、植物に被害がでたりします。
浮遊粒子状物質(ふゆうりゅうしじょうぶっしつ)ってなんですか?
  ディーゼル車が出すまっ黒なけむりは、ススの小さな微粒子からできています。 このような微粒子を浮遊粒子状物質とよびます。 これををたくさん吸いこむと、肺や気管などが傷つけられてしまいます。

車の排気ガスの汚れを見てみよう!
 用意するもの・・・ディーゼル自動車、白いハンカチ、ひも
  1. 車のマフラーに、水をふくませた白いハンカチをかぶせて、ひもでとめます。
  2. 車のエンジンをかけて、しばらくそのままにしておきます。
  3. ハンカチをはずして、よごれを見てみます。


【資料提供】 三重県環境部大気水質課
【引用文献】 地球環境 子ども探検隊/フレーベル館(1997年)