●台所洗剤を使わなくても食器などの油よごれをきれいに洗えますか?

 台所洗剤の1000倍液でメダカは死んでしまいます。もちろん、台所洗剤は手のヒフを荒らすなど、人間にとっても安全なものとは言えません。
 アクリル100%の毛糸で編んだ“エコたわし”は、台所洗剤を使わなくても、食器の油よごれや茶しぶなどもきれいに洗うことができる、環境にやさしい不思議な“たわし”です。
 これは、アクリル毛糸というものが、非常に細かい溝を持つ単繊維をよってつくられていて、ミクロ単位の凹凸がよごれをこそげ落とす仕組みになっているからです。
 カギ針やぼう針で編むこともできますが、指で編める“エコたわし”をつくってみましょう。


〜 “エコたわし”のつくり方 〜
材料=アクリル100%の毛糸…3本取り、長さ約5m(自作のときはご自由に)


親指に、毛糸の先をくくり付けます。


図のように、毛糸を指に交互にかけます。


図のように、2とは逆に指にかけながら戻ります。
★の糸を、親指と人指し指の間に渡っている糸の下をくぐらせ手前にひっぱってきます。

3でひっぱってきた毛糸に人指し指を入れ、ひっかけます。


(4ができた状態)
次に、図のように中指にひっかかっている手前の糸を、糸はしの下をくぐらせ手前にひっぱってきます。


5でひっぱってきた糸に中指を入れ、ひっかけます。


(6ができた状態)
次に、図のように薬指にひっかかっている手前の糸を、糸はしの下をくぐらせ手前にひっぱってきます。


7でひっぱってきた糸に薬指を入れ、ひっかけます。


(8ができた状態)
次に、図のように小指にひっかかっている手前の糸を、手前にひっぱってきます。


9でひっぱってきた糸に小指を入れ、ひっかけます。


(10ができた状態)
次に、糸はしを後ろに回して、ぐるりと前にもってきます。


図のように、人指し指にひっかかっている手前の糸を糸はしの下をくぐらせ、手前にひっぱってきます。






編めたら、親指にかけている毛糸をはずし、糸はしを4本の指にかけている毛糸に通し、指から毛糸をはずします。


あとは、4〜12のくり返しをします






糸はしの両端をゆっくりとひっぱり、編み地を整えます。



   

全体を2回ほどねじり、両端の残り糸でむすんで持ち手を作ります。(完成)

 
環境にやさしい“エコたわし”をみんなでつくってみよう!

【資料提供】 よっかいち環境クラブ・四日市市環境学習センター