三重県環境学習情報センター

「今月の企画展示」 アルバム2008


3月 「三重県環境森林部 ごみゼロ推進室」
 平成17年3月に策定された「ごみゼロ社会実現プラン」は「ごみを出さない」「ごみが出にくい」生活が当たり前となり、どうしても出てしまう「ごみ」は資源として有効利用しよう・・・という「ごみゼロ社会」をめざす取組みです。
 三重県ではあちこちの市でレジ袋が有料化されていますので、ごみに関する認識も高くなっているように思います。スーパーのレジでは、マイバッグ・マイバスケットを持っている人が多くなってきました。ごみを減らすのは他の人ではありません。私たちひとり一人の問題です。明日の三重県も美しい自然がいっぱいであるようにしたいですね。
 この展示にはゼロ吉も応援に来てくれました。また、自分がどれだけエコ人か?チェック表が置いてあったので試された方もあったと思います。結果は?
2月 「財団法人 鈴鹿国際交流協会」
財団法人 鈴鹿国際交流協会 鈴鹿市の外国人の登録者数は1万人を超え、三重県在住の1/5が鈴鹿市に住んでいます。そんな中で、鈴鹿国際交流協会は鈴鹿市民の国際意識の高揚と諸外国との相互理解を深めることを目的に活動しています。去年の8月17日の「夏の鈴鹿川体験」・9月14日「KIDS交流会」では、国は違ってもこころはひとつになって、エコについて考え、その思いを「地球へのメッセージ」としてパネルにまとめました。その時の模様もパネルで展示しています。こども達の純粋な「きもち」が伝わってくる展示になっています。どうぞご覧ください。なお、2月22日「わいわい春まつり」として在住外国人との交流会があります。
1月 「三重県立北星高等学校 通信制20学年Dクラス」
三重県立北星高等学校 通信制20学年Dクラス 平成20年7月7日から9日まで「G8北海道洞爺湖サミット」が開かれましたが、「三重県立北星高等学校 通信制20学年Dクラス」は、その時のホームページの中の「キッズサミット参加宣言」に参加をしました。エコ活動のレポート参加ですが、全国の小・中・高のクラスの中から、「三重県立北星高等学校 通信制 20学年Dクラス」が優秀賞を受賞されました。「太陽と水と緑のプロジェクト」とした活動内容は、屋上に設置された太陽光パネルの発電量の記録・雨水タンク活用状況の記録・緑のカーテン(ゴーヤ)の成長記録の3つの取組です。取組期間の7月〜9月のCO2削減量を算定、この取組が2050年まで持続されると、どのくらいCO2を削減できるか調べました。展示はその時のことをパネルにしたもの、新聞に掲載された模様、タンクのミニュチュアなどを置き展示していただきました。その時の活動をDVDでも紹介しています。また、10月の文化祭イベントでは環境をテーマとした「KIZUKI」の上映会も開催しました。ぜひ、高校生たちの努力の成果をご覧になってください。
12月 「三重中央開発」
三重中央開発 「三重中央開発株式会社」は「廃棄物を資源としてとらえ社会へ還す」・・・という視点に早くから着目。積極的にリサイクル製品の技術開発を進めてきました。
 
廃棄物には家庭から出る一般廃棄物と工場などから出る産業廃棄物がありますが、今回は一般廃棄物のプラスチックごみから新しく生まれ変わる資源の行程などを、わかりやすくパネルにして展示していただきました。「これがこれになるの?」と驚きの声が聞こえてきそうです。社会見学も積極的に受け入れているので、一度は訪れた人もいるかもしれません。この展示から「ごみだけど、ごみじゃないんだ」ということもわかり、リサイクル技術の高さにびっくりです。ぜひ、ご覧になってください。
私たちごみを出す側の意識も変わるような気がします。
*プラスチックごみからできた「タングラムパズル」も置いてます。挑戦してみてね。
11月 「上野生涯学習推進会議」
上野生涯学習推進会議 上野生涯学習推進会議(伊賀市)は、毎年地元の小学校や市民などを巻きこんだ、いろんな活動をされていて「平成19年度みえ環境活動賞」を受賞されました。平成9年からはゲンジボタルの人工飼育にとり組んでいます。代表の上出さんは、「ホタルの飼育はあくまで媒体であり、豊かな緑と土、そしてきれいな水にしか棲息(せいそく)することができないゲンジボタルを通して、みんなに自然環境の大切さを訴え、その保全活動に取り組んでいます」とおっしゃいました。あちこちでホタル祭りが盛んですが、観賞の前に環境のことも考えたいですね。「ホタルの幼虫」を一緒に置いて来館者にも見ていただきました。
10月 「株式会社 東芝セミコンダクター社 四日市工場」
株式会社 東芝セミコンダクター社 四日市工場 東芝セミコンダクター社四日市工場は携帯電話やデジタルカメラなどに使われるメモリ製品を製造しています。今でこそ「環境活動」が大きく取り上げられていますが、「東芝セミコンダクター社四日市工場」では平成4年の設立当時から「環境」を考えた取り組みをしています。排ガス管理・水のリサイクルシステム・自然エネルギーの利用・CO2削減などなど・・・そんな「環境活動」をわかりやすいパネルで展示していただきました。見学に来た子供たちの中には、メモをとる姿も見られました。
「東芝セミコンダクター社」
9月 「消費者グループたんぽぽの会」
消費者グループたんぽぽの会 県の「消費者講座」を受けた人たちが「小さいことでもいいから続けてやれることをやろう」という考えをもとに発足したのが、このグループです。約20年続けてこられた功績が認められて「平成19年度みえ環境活動賞」を受賞されました。
*古タイルと廃材を利用した壁掛け*ビール缶を利用した灰皿
*食用油の廃油を利用した石鹸などなど・・
いろいろ展示していただきましたが、中でも廃油石鹸の反響は大きく「あっ」という間に石鹸はなくなってしまいました。展示が終わってからも「廃油石鹸」の作り方を教えてほしい・・との問い合わせがあったほどです。この場所から、私も作ってみようかな?という人が出たことは企画展示をしている側としても大変うれしい出来事でした。
8月 「第4管区海上保安本部」
第4管区海上保安本部 8月の企画展示は「第4管区海上保安本部」です。
夏の暑い日には海水浴に行く人も多いと思います。そんなきれいな海をいつも守っていてくださるのが「海上保安庁」ですが、第4管区海上保安本部は伊勢湾周辺が担当です。海がよごれると困ったことがたくさん起こります。ゴミを海鳥や魚が食べてしまったり船のスクリューにロープが絡まって海で働くひとの邪魔になります。また、私たちが出す生活排水も、海を汚す大きな原因のひとつです。みんなが気持ちよく遊んだり、働いたりできるような「きれいな青い海」を残すためにはどうしていったらいいのか?を考えるきっかけとなる展示になりました。
「第4管区海上保安本部」ホームページ
7月 「松名瀬干潟ウォッチング」
松名瀬干潟ウォッチング 7月の企画展示は「松名瀬干潟ウォッチング」です。
松名瀬干潟は、三重県松阪市の櫛田川河口に広がる広大な干潟です。三重県でも最大級の干潟で、たくさんの植物や動物が生息しています。櫛田川から流下する多量の砂が、堆積し干潟を作っています。干潟は水質浄化能力が高く1ha(ヘクタール)で1万人の排水をきれいにすると言われる天然の浄化装置なのです。「絶滅危惧種」とされる「ハマボウ」と言う植物や干潟に生息する動物たちをチラシやパネルで紹介したり松名瀬干潟ウォッチングの活動を紹介しました。
6月 「鈴鹿市環境部 環境政策課」
鈴鹿市環境部 環境政策課 6月の企画展示は「鈴鹿市環境部 環境政策課」です。
鈴鹿市では、平成16年度から18年度の3年間、市内の動植物・昆虫などを調査し、その調査結果を「鈴鹿市の自然―鈴鹿市自然環境調査報告書―」として発刊しました。専門の調査員約70名を中心に、多数の市民の方々とともに、なんと市内から約7700種類の動植物が確認されました。その中から「鈴鹿市の昆虫」として、鼓ケ浦海岸で採取された甲虫類の標本と市内で確認された珍しい昆虫の写真などを展示していただきました。こどもたちにとっては、夏休みの自由研究のヒントにつながったのではないでしょうか?大人・こどもを問わず興味深い展示になりました。
5月 「松阪農林商工環境事務所」
松阪農林商工環境事務所 5月の企画展示は「松阪農林商工環境事務所」です。
これから活躍しそうな「風呂敷」を見直す・・ということで三重県松阪農林商工環境事務所にいろいろな風呂敷の包み方を展示していただきました。「おつかい包み」「買い物バッグ」「ビン包み」「すいか包み」など・・知っていたら便利と思うものばかりでした。来館者にも好評で、パンフレットをお持ちいただく方も多かったようです。レジ袋が有料化されようとしている今、タンスに眠っている「風呂敷」があれば是非、使ってみてはいかがでしょうか?
「松阪農林商工環境事務所」ホームページ
4月 「シャープ(株)亀山工場」
シャープ(株)亀山工場 4月の企画展示は「シャープ(株)亀山工場」です。
環境保全のために最新技術で、地球温暖化防止に取り組むシャープ株式会社亀山工場の取り組みを紹介。製造過程の排水を100%リサイクルしたり、太陽光発電を使って1300軒分の電力を発電したり、また、30種類にごみを分別し、そのごみを何かの原料や別の材料に生まれ変わらせ、埋め立てごみをゼロにするゼロ・エミッションなどの様子が展示されました。
「シャープ(株)亀山工場」ホームページ