三重県環境学習情報センター

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2021.10.31

独り自然観察 「ネナシカズラ、ミズヒキ」

 三重県環境学習情報センターの付近では、秋にセイタカアワダチソウがたくさん咲きます。しかし、よく観るとセイタカアワダチソウに交じって、他の花も咲いています。
 この付近で久しぶりに、ネナシカズラを見つけました。

 
 (撮影 2021年9月28日 ネナシカズラ)

 
 (撮影 2021年9月28日 ネナシカズラの花)

 ネナシカズラは寄生植物で、他の植物から栄養をもらいます。種から発芽したときは根があるのですが、その後、つるが他の植物に巻きついて成長するようになると、根が切れて「根なし」になるのだそうです。

 

 (撮影 2021年9月28日 ネナシカズラ)

 上の写真で、巻き付いているネナシカズラのつるを下の方にたどっていくと、最後が蛇のしっぽのように切れているのが分かります。

 他には、ミズヒキが小さくてかわいらしい花を咲かせていました。

 

 (撮影 2021年9月28日 ミズヒキ)

 開いた花をよく観ると、上が赤で下が白になっています。まさに「水引」。
 どちらの「みずひき」が先なんでしょうね。

【木村】

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