三重県環境学習情報センター

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2022.07.20

環境基礎講座2022 第4回「廃棄物・資源循環」報告

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【日時】令和479()13451630
【場所】 サン・ワーク津 研修室
【テーマ】自然・資源循環「廃棄物・資源循環」
【講師】①第一講:立野 雄也 氏(三重県環境生活部廃棄物対策局廃棄物・リサイクル課)
   ②第二講:松井 真理子 氏(四日市大学総合政策学部 特任教授)
【参加人数】①34人 ②32
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第4回に行いました「廃棄物・資源循環」では、まず最初に、県廃棄物・リサイクル課の立野さんから、これまでの廃棄物規制という考えではなく、循環型社会の構築へと流れが変わってきていること、また産業廃棄物削減のための、産業廃棄物税制度や適正処理と透明性の確保のための電子マニフェストについてご紹介いただきました。この他にも、プラスチックのリサイクルや県の食品ロス削減の取組についてご説明いただきました。

四日市大学の松井先生からは、事例や先進調査をもとに、四日市市での食品ロスの現状を詳しくお話いただきました。中でも、「消費者との関係や社会環境が食品ロスに影響している」ことを述べられ、協力しながら取り組むことの重要性なども語られました。

質疑応答では、「プラスチックのリサイクルが進まないのでは?」との懸念に対し、立野さんは「三重県には伊勢湾があり、海洋ゴミが深刻。しっかり取り組んでいきたい。」「リサイクル技術の進展を望む。」など話されました。また、松井先生は、飲食店で半分盛りや家庭でも食べられる量などにし、食品ロスを防ぐ必要性を指摘されました。また食品ロスの削減は、それだけが目的でなく、それを通して社会全体が良くなるSocial Goodの視点が必要とのお話もありました。

廃棄物・資源循環は私たちの生活と深いかかわりがあります。今回の講座を機に、日々の生活の中で、「もったいない」の意識を持ち、ごみを減らしていっていただければと思います。

【報告:大山】

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