三重県環境学習情報センター

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2024.03.13

みえ星空環境案内人養成講座を開催しました

2011年から始まり、今年で13年目となったこの講座は、『星と人と環境の懸け橋になろう』をキャッチフレーズに、星や空の環境について知り、伝えていく方を養成する講座です。
また、講座を通して全国共通資格「星空案内人(星のソムリエⓇ)」の取得を目ざすこともできます。
その中で、センターの講座では、準星空案内人、みえ星空環境案内人の資格取得のための講義や実技など全8科目を行います。
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日時:第1回 2024年2月18日(日)10:00~19:00
場所:三重県環境学習情報センター 研修室
参加人数:32人

日時:第2回 2024年2月24日(土)10:00~20:00
場所:四日市市勤労者・市民交流センター
参加人数:32人

日時:第3回 2024年3月2日(土)13:30~20:00
場所:鈴鹿馬子唄会館、鈴鹿峠自然の家・天文台「童夢」
参加人数:30人

担当:環境学習推進員 太田、大村
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第1回目は全3講義で、星とは?星座はどうして変わる?などの星に関する基礎知識と、宇宙と地球環境の関連などについて学んだり、宇宙全体を分かりやすく学びました。

また、星空や宇宙に関する文化的な背景に関する講義もありました。
三重県独自の科目で、「光害(ひかりがい)を知ろう」という講義もあり、修了生方に『天の川を求めて』というテーマで光害についての自身の活動発表を行っていただき、更に詳しく光害について学びました。

講義終了後、18:00~19:00までは修了生の方々にも加わっていただき、自由参加の交流会も開催しました。

第2回目も実技も含め全3講義あり、「望遠鏡のしくみ」を学び、本物の望遠鏡を使って組み立てから操作の仕方、注意事項などを学びました。初めて望遠鏡に触る方もいましたが、修了生の方にも手伝って頂き、皆さん片づけまで手際よく出来ました。
   

また、星のしくみや誕生から寿命まで、また太陽系や銀河など、天文学・宇宙物理学に関する基礎知識を学びました。
講義終了後は、自由参加の観望会体験を行いました。

第3回目は、肉眼で星座を観察するための技法を学んだり星座早見盤の使用方法や、自分の指を使って実際の星空で距離を測る手法を学びました。

また、「星空案内の実際」では、5グループに分かれて、実際に自身が案内人になった場合、参加者にどの様に分かりやすく伝えていくか、現場での注意点など話し合い、模造紙にまとめ、それぞれ発表しました。

これで全8科目すべてが終了し、今回は最終日出席者全員が「準星空案内人」と「みえ星空環境案内人」に認定されました。
この資格認定はゴールではなく、星空案内人のスタートラインに立ったことを証明するものです。
ぜひ、今後も活動を続けて、たくさんの方と星の世界を楽しんでいただきたいと思います。

【報告:大村】

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