三重県環境学習情報センター

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2025.10.31

松阪市立第三小学校で「水質チェック」を行いました

松阪市立第三小学校5年生のみなさんと身近な水のよごれを調べる「水質チェック」を行いました。
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日時:2025年10月30日(木)13:45~15:20
場所:松阪市立第三小学校
人数:20
担当:環境学習推進員 坂崎
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「水質チェック」はみなさんが持ってきてくれた調べたい水を、きれいなのか、どのくらい汚れているのかをCODパックテスト(化学的酸素要求量)を使って測定します。

初めに、私たちがどのような用途で水を使っているのか、使っている水の量や世界の水事情などについてクイズを交えて知ってもらいました。地球上にはたくさんの水があるのに、私たちが利用できる水はとても貴重だと気が付きました。その後、実際にパックテストを使って「水質チェック」を行いました。

近くを流れる阪内川が汚れているのかきれいなのかを調べたいとのことで、場所を変えて3人が川の水をとってきてくれました。測定の結果、阪内川の数値は0~3ととても低いことがわかりました。また、ほかの池や川などの自然の水より、米のとぎ汁や食器洗いに使った水など生活で使った後の水の方が数値が高く、川や海の環境により影響を与えていることが分かりました。

そこで、環境への影響を減らすためには生活排水をどのように流せばいいのか、貴重な水を大切に使うためにはどうすればいいのかを考えてもらいました。「食べ残しをしない」「必要な時だけ水を使う」「食器を洗う前に汚れをふき取る」など、自分に出来ることを考え、その行動がSDGsの何番に関係しているかをグループで考えてみました。

 

今日の学習は「水」に関することでしたが、その他のことにも関係があることが分かりました。
SDGsの達成は大人だけではなく、みなさんの行動にも大きく関係があります。
今日考えてくれた事を、これから実行してもらえるとうれしいです。

【報告】坂崎

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